ポリフェノール効能ガイド

フラボノイド

ルチン

ルチンはケルセチン(クェルセチン)にルチノースが結合した配糖体です。初めはミカン科の多年草ヘンルウダから得られました。その後、蕎麦、ほうれん草、ナス、タマネギ、他にはエンジュという花など多くのものから摂取されています。そばの中でも高度2000メートルという山岳地帯で栽培された韃靼(だったん)そばが有名で、通常の2倍のルチンが含まれていています。

ルチンの効能は血管壁を強く柔軟にしてくれることにより、脳梗塞、脳溢血、脳卒中、動脈硬化の予防、循環器系の病気は発症予防に効果があるとされています。末梢の血管から強化されることにより、血栓の発生が抑えられ、血液の流れがスムーズなり、俗に言われる「血液がサラサラになる」と言う状態になります。

結果的に血のめぐりが良くなりますので、冷え性や肩こりなど血流の悪さを原因とされる炎症にも有効です。しかし、ルチンは水溶性ですので、蕎麦から摂取する時すでに茹で汁で溶けてしまいます。昔から、蕎麦を茹でた残り汁で「そば湯」を飲むことは理にかなっていると考えられます。

もう一つの大きな効果として、ビタミンCの吸収を助ける働きがあります。ビタミンCの吸収率を高めることで、肌のしみやしわ、たるみの発生を防ぐことができます。アンチエイジングにより肌年齢の若い状態を保つことができます。

ルチンは酵素のルチナーゼによって分解されケルセチンになると、苦味を感じます。糖分の消化吸収を阻害し血糖値の上昇を抑制する作用、抗酸化作用、他に抗炎症作用があります。ケルセチンは抗ヒスタミンとも呼ばれます。ヒスタミン自体は悪いのではないですが、アレルギー反応や炎症を起こす介在物質となるため、結果的に悪い作用を及ぼしてしまいます。ヒスタミンの分泌を遅らせることにより、アレルギーを抑えたりする効果も期待できます。アレルギー疾患の治療にも使われていますが、蕎麦だと蕎麦アレルギーがありますのでエンジュの花を使われることもあります。

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